2018年04月21日
Category:社長日誌

冷静にニーズを捉えるために

 「長く続けて来てさまざまな経験をしてきたのだから、自分たちや自分の会社のノウハウはその分野に於いて他を圧倒する」

 という思い込みを捨てることにした福原ですw。


 長く続けるということは大切なことかも知れませんが、それを続けられるだけの「自動化」「省力化」「簡略化」がその経過で行われるのが普通ではないでしょうか?それを「改善」と呼びますが「改善」されるということはその前に問題点があったからであり、その問題点は改善されてしまうと見えなくなりやがては改善後の状態が習慣化され、さらに改善の上塗りが進みます。
 
 その変化の過程を知らない者がすでに「出来上がった状態」で仕事を引継ぎされると、極めて楽な状況下で自らが判断する場面が少ない状態となった後に、それをまとめたマニュアルで仕事を覚えることになります。それは合理的であると同時に危険であると思うのです。

 
 ・・・とか。

 ビジネス書みたいなことを書き出しですが(笑)


 それをそう痛感するような出来事が自分に起きたということで・・・💦。



 長年続いて来た商習慣というものがどこの業界、どこの会社にもあるかと思います。
 それに疑問を抱くのもバカバカしいほど「当たり前」になってしまっている、その習慣です。


 だから、気付かないんですよ。


 私は他の仕事を経験せずにいきなり #水産業界 #干物・乾物 #にしん #身欠きにしん #糠にしん #にしんの切りこみ #伝統食材 #伝統料理 と、ハッシュタグをつけるとしたらこうしたかなり偏りのある業界に入り、この業界の商習慣に馴染むのにも時間が掛かりましたが、馴染んでしまい思考停止になっていた期間も長くなっていました。

 
 なにを痛感したか?と言えば、

 @「にしんだって自然の恵み。獲れない時には獲れない。」
 A「漁獲高が少ない=にしんの値段が高くなる=身欠きにしんを高くせざるを得ない。」

 B「お客さんは゛このモノはこの価格”というイメージの枠をオーバーするものは、よっぽど必要とかよっぽど好きじゃない限りは買ってくれない」


 ね。

 身近に例えれば・・・

 コーラの原材料が値上げされたからコーラ500ml、150円で売ってたのを180円に値上げになりますよ〜ってなったとして。
 ファンタやガラナが今まで通りの価格で売られていたらどうなの?よっぽど好きでないとコーラ買わないよね〜?って話ですよね。


 ってそういう、身近な話に置き換えれば単純なことも、自分たちがやっていることだと全く見えない物なんですよ。


 怖いですね〜
 恐ろしいですね〜


 で、ちなみに他の食品のことを考えてみてください。

 お客さんの「このモノはこの価格」というイメージを逸脱しないように、うまい具合に調節してますよね。内容量を。


 10年前は500gで200円だったヨーグルトが、数年前は450gで200円、今では400gで200円になってます。
 これは計算すれば実質500gで250円になったよって話で・・・そういうことなんですよね。

 
 
 冷静にニーズを捉える とかタイトルに書きましたけれど、
 ニーズって

 「それを欲しいな〜、食べたいなぁ〜♡」


 って気持ちと同時に


 「1パック、〇〇〇円だったら」


 っていう、結構細かいのが隠れているんですよね。

 
 さらに

 「料理するのと、片付けが簡単」

 「生ごみが出ないような」

 「食べ残しが出ない程度の量で」


 みたいなのも隠れてますよねw。


 
 それが「最大公約数のニーズ」だと、仮に気付いていたとしても冒頭に書いた

 「長く続けて来てさまざまな経験をしてきたのだから、自分たちや自分の会社のノウハウはその分野に於いて他を圧倒する」

 という思い込み

 が悪い方に作用して、先に進む方向性を阻害したりします。
 思考停止に感情論が加わると、もう手のつけようがありません。


 「昔からそうなんだから、それがイイに決まってる」

 「昔の常識が通用しない時代になった」

 「昔はこうだったんだ。今がおかしい」

 
 でも。


 その おかしい時代 に、私たちは生きて行く道を模索しなきゃいけないんですよね。
 商売やってりゃなおのこと『懐疑的な時代の変化』を見つめなければ、対応することさえできないですよね。


 だから、なんでもそうやって「昔からこうだ」ってのを鵜呑みにしないで、ひとつひとつ検証して、理に適っている部分を時代を考慮してお客さんの声に合わせて変化させながら、やって行きましょうねって話です。それはマニュアルには出て来ない話だよねって、そういうことです。


 でも面白いですよね。

 そうして時代に合わせた「自分のスタイル」を確立すると、今度はそれを頑なに守ろうとして次の変化に間に合わなくなって行く・・・人間の歴史ってそういう繰り返しなのでしょうね。


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posted by (有)マルコウ福原伸幸商店 at 10:54 | 社長日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年11月25日
Category:社長日誌

北海道フェアin代々木「進撃のにしん2017」準備と結果まとめ C 〜次には勝利を得るために〜

 前回、代々木でのイベントでの収支について

 結果:収支はほぼトントンで、ちょっと赤字でした。

 と、書きました。

 では、なぜそうなったのか?
 どうであればもう少し売り上げが上がったのか?

 ということについて今回は書いておきたいと思います。

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 ●なぜ「ちょい赤字が出たのか」?
 
 上の画像から少し見切れていますが、今回私たちが東京に持っていた商品・保存方法・理由です。

 

 ・うま辛バクバク・・・常温可・3種類の珍味提案をしたかった。
 ・うま辛バクバク ペッパースター・・・常温可・同上
 ・めちゃ旨バクバク・・・常温可・ローカルフードチャレンジで受賞した。 
 ・こだわり糠にしん・・・冷凍・にしんの歴史を伝えたかった
 ・にしんの切りこみ・・・冷凍・余市の保存食を伝えたかった
 ・ソフト身欠きにしん・・・冷凍・にしんの歴史と手軽さを届けたかった


 理由@ 「純粋に利益を上げるための作戦ではなかった。」

 「ローカルフードチャレンジを勝ち抜いた商品を東京に伝えに行く」という本来の中心部から

 「ニシンの食文化を東京にアピールしに行く」
 「ニシン漁で栄えた余市町の歴史も」
 「ニシンという魚はどんな魚なのか伝える?」

 物語を伝えたい・・・
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 と、いろんなことを欲深く考えるようになりました。

 つまり、

 粋に利益を上げるための態勢 から離れてしまったと、考えられます。

 理由A 商品の数を絞り切れていなかった

 ニシンの食文化を伝えたいあまりにあれもこれもと持って行き過ぎた結果、すべての商品をお客さんに説明するために相当な時間を要することになりました。

 例えばバクバクシリーズを3種類、試食で味比べということであればさほどの時間を要さないのですが、この他のものが「どんな製法、こだわり、レシピ」を説明するとなると、大変商売としての効率が良くなくなるという現象が起こりました。

 理由B 冷凍品は売れない

 気温が30℃にもなろうという中で、予備知識がない冷凍の食品を保冷バッグにいれたとしても持ち帰るという気持ちにはなかなかならないですよね。
 
 まして買ったその場でいろいろ食べたり飲んだりしながら楽しむタイプのイベントでしたので、その場で食べられない、調理が必要なものは、本当にそれを求めて来てくれるお客さん以外にはそうそう売れるものではありません。

 
 ●では、どうであればもう少し売り上げが上がったのか?

 バクバクシリーズ3種類だけでアタックすれば、恐らくは利益が上がったであろうと推察します。
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 理由は
 ・冷凍保存用のストッカーのレンタル台数を減らすことができた
 ・常温輸送できるので送料を割安にできた
 ・お釣りの計算等がとても楽にできた
 ・お客さんへの商品説明が少なくて済んだ
 ・売れ残りの送り返し荷物に関しても常温輸送なので送料が割安にできた
 ・冷凍品は店頭に商品のサンプルとして並べた分が廃棄ロスになったが、それも抑えられた
 ・他の商品よりも試食を出しやすい 

 以上の観点から経費(かかるお金)の面でも、販売の面でもあらゆる意味で「軽く」商売することができたのではないだろうかと思います。

 
 ・・・面白いなぁと感じます。


 私たちのチャレンジブースの出展商品が決定したのが8月末の小樽でのローカルフードチャレンジだったので、入稿になど到底間に合うはずもなく代々木のイベントのパンフレットに載っていなかったり、出店料が無料になる代わりに店舗位置が人通りが少なくなる奥地であった等の、自分たちの努力が及ばない「外的な要因」もありました。

 ネットでちょっと出て来る画像と、配布された資料以外ではまったく未知の超巨大モンスターイベントに『福原商店らしさ』を突き立てに行くに当たって立てた作戦とその遂行結果は、商売的な部分でいえば

 ちょっと赤字で済んだ 

 という表現をすることが、今回は良いのだろうと思います。

 【教訓】
 ・(ニシンの加工品を受け継いで広げようとしている)マルコウ福原伸幸商店という存在をお客さんに知ってもらう

 ・イベント単体として黒字を目指す
 
 
 の両立はけっこう難しいので

 イベントではたくさん売れる物に集中して、マルコウ福原伸幸商店という存在や地域性や歴史を紐づけして行く のが良いのではないか?

 つまり、物語を順序立てるということも必要だよね?ってことです。

 というのが、今回の結論です。


 北海道物産展とかはまたお客さんの来場目的も違うでしょうけれど、とにかく、でっかい相手とぶつかって生きて還って来たのだから、また立ち上がって次に向かいます。


 さて!!

 次はツ!!!!


 なんだァァ!!!

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 ※次回へつづく
posted by (有)マルコウ福原伸幸商店 at 17:31 | 社長日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年11月24日
Category:社長日誌

北海道フェアin代々木「進撃のにしん2017」準備と結果まとめ B 〜イベント黒字を目指せ!〜

 「イベント単体として黒字を目指す」
 これはどんなイベントでもそうですがボランティアでの出展でも商売での出店でも、最終的に
 
 「あぁ、出て良かったよね。行ってみて経験してみて良かったよね♡」

 というところに落ち着く・・・というか、何としてもそこに落ち着こうとするわけです。

 「お客さんが喜んでくれて良かったよね」
 「商品をたくさんの人に知ってもらえただけでも良かったよね」
 「簡単な市場調査もできて良かったよね」
 「未知に挑んだという経験だけでも宝物だよね」

 って感じで。

 みなさんも経験ありませんか?
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 前回の記事で(・・・。もう一ヶ月も前になるのか・・・)

  ・(ニシンの加工品を受け継いで広げようとしている)マルコウ福原伸幸商店という存在をお客さんに知ってもらう

 ・イベント単体として黒字を目指す



 という目標を立ててこのイベントに臨んだと書きましたので、第一の目標はそれでも十分に満たされていることになります。
 しかし「イベントに出場する」という事業として考えた場合、商売としては黒字を出すというのが最低限の目標となるわけです。

 当たり前のことを当たり前に書きますが、

 「儲けが出ない=次のチャレンジへの資金が不足する」
  
 なのです。

 そして資金が不足すればやりたい事がとても制限されます。
 そうこうしているうちにあちこちで「不足」が連鎖して来て、やがて身動きができなくなるのです。

 すでに商品の流通経路や販売先が決定されていて、その宣伝・広告だと割り切って何かに出場するのであればそれはそれで収支無視でも良いのです。
 しかし、ボランティア活動や寄附を募ってのイベント参加だとしても、せめてそれにかかった費用と売り上げが収支トントンくらいに落ち着かなければ次回以降の参加は危ぶまれて当然で、仕事でやる場合はその対策に今度は時間と費用が掛かってくることになります。

 イベント出場も立派な事業なのです。

 なんとなくやって、なんとなくできてしまう。・・・そんな風に感じられても、現実は全くそうじゃない。

 ってことで、代々木での経費(かかるお金)をまとめてみると

 【支出の部】
 ・イベント出店費用・・・今回はチャレンジブースなので無料
 ・出展ブースの装飾・・・友人たちと協力。極力手づくりで対応
 ・冷蔵庫などのレンタル
 
 ・売り子さんのアルバイト料・・・親戚や友人たちの協力により助けてもらう
 
 ・交通費(飛行機、JR、バス、地下鉄等の移動)・・・カードで蓄積したマイレージを活用!
 ・宿泊費(ホテル代)・・・親戚にお願いして泊らせてもらう
 ・飲食費(ご飯や飲み物)
 ・交際費(知り合いとちょっとコーヒーとかも)
 
 ・商品本体(売るもの)
 ・商品輸送費(余市から東京への運賃)
 ・商品輸送費(売り残したものを余市へ送り返す)

 
 ざっと書き出してもこんな感じです。

 具体的に金額は書きませんが、イベントの出店費用から普通に全部お金が掛かるのであれば実に
 4日間のイベント開催に対して

 75万円 
 
 前後はかかります。

 それを赤文字で示したようにみなさんの協力のおかげでものすごく経費を圧縮することができました。
 
 一方でこれも具体的には書きませんが、収入(入ってくるお金)として計算できるのは

 【収入の部】
 ・うま辛バクバク
 ・うま辛バクバクペッパースター
 ・めちゃ旨バクバク
 ・にしんの切りこみ
 ・福原家お手製こだわり糠にしん
 ・ソフト身欠きにしん


 と、いずれも一個単価としてはさほど高いわけでもない、しかも東京に馴染みのない商品たちを売って売り上げを上げねばならないということになります。

 ここまで出て来た「商売の計算に伴う数値」
 【支出(かかるお金)】を商品の単価で割り算すれば、今回のイベントで何個売ることができたら収支トントンになるか?が計算できます。

 収支トントンは最低ラインだとして、できるだけお手伝いしてくれた方々への何かしらのお礼や、会社の利益になるような計算をして準備に取り掛かるわけです。

 イベント開催前に明らかになっていた数値としては、天気が良かった場合の来場客数が約40万人ということ!!

 他の出店者が70店舗ほどあるということ。

 気温は晴れた場合30℃前後まで上がるということ。

 
 もったいつけずに発表しますが、
 
 結果:収支はほぼトントンで、ちょっと赤字でした。


 では、なぜそうなったのか?
 どうであればもう少し売り上げが上がったのか?

 これを次回、書いてこの代々木の話は締めくくろうと思います。


 ※こうしてる間にも矢継ぎ早にいろんなことが巡り、さらに年末に向けての仕込みに私自身もずっと掛かりきりなので更新頻度が著しく低下しております。
 でも、ちゃんとまとめて読みたいときに読み返せるようにしておかないと、私は似たようなことで何度も躓いてしまうタイプの人間なので、しっかりとまとめておきたいのです。※
 
 
posted by (有)マルコウ福原伸幸商店 at 07:00 | 社長日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする