まずもって、マルコウは社員・家族共に元気でやっています。
近況についてすこし書き留めておきたいと思います。
きっと今を通り過ぎたら忘れてしまうでしょうから。
新型コロナウイルスの感染拡大により、2月22日の時点でニッカウヰスキー余市蒸留所が観光客の入場を早々と停止。
観光客の姿が町から消えました。北海道では2月末に早くも緊急事態宣言が出され、トイレットペーパーが売り切れ、やがてマスクが売り切れるという現象が余市町でも起こりました。
トイレットペーパー問題なんて、6月になった今から思えば一体なんだったんだ?というレベルですが、一生懸命に生きるということは時に人を盲目にさせてしまうのかもしれません。
2月の中旬、福原含め余市町の有志達は特産品と地元産ワインが出会うイベントを開催すべく奔走していましたが、事態は急変。
毎月1回の定例イベント「ミナクル」も3月開催分からこちら側、すべて中止となっています。
@観光客が来ない→お土産品が売れない=ジャーキー類の販売が止まる
A学校が休みとなり、在宅勤務が増え、飲食店への往来が止まるということはスーパーでの買い物需要は増える→3月中は例年通りに身欠きにしんが売れた→予想以上に自粛期間が長期化し、調理しやすい食べ物は売れるが一般的でない季節商材などは売りあぐねるという現象が起こる=4月、身欠きにしんの販売がほぼ停止。
Bイベントはすべて中止
はい。
マルコウ福原伸幸商店、売り上げの方向性3本柱すべてを失いました。
とてもとても苦しい選択を迫られました。
従業員もいます。
家族もいます。
給付金?補助金??休業補償???いつ出るんですか???もらえるんですか?僕ら。
【現状まとめ】
@の観光客が戻ってくるまでにはいつまでかかるか全く予想がつきません。これは6月上旬時点でも変わらず。
A学校も通勤も6月1日から再開しましたが、季節商材の身欠きにしんのシーズンはとっくに過ぎてしまいました。
Bある程度の組織が運営するようなイベントはリスク回避のため中止措置がとられています。
日々入れ替わる状況変化のなか、ネット通販にのみ生き残り策があるかのようにみえました。
いや、そこに注力する以外の道は皆無だったと言えるでしょう。
そこで福原商店は3月中旬から地道に少しずつ勉強を重ね、まさに試行錯誤を繰り返し繰り返し、
≪初期イメージ≫
オンラインショップを再構築しました。
→マルコウ福原物語
そこに
このようなコーナーを設置。
各SNSで情報拡散し、販売開始。
ネット・Facebook上では仲間たちが協力してくれて
・コロナ支援・訳あり商品情報グループ
・RESCUE HERO SHOP
などに商品紹介を手伝ってくれて、大反響を巻き起こし続けています!!!
大感謝。
さらにはこれです。
レシピ入りのチラシ。友人夫婦(予定・婚約中w)作。
先ほどCで直接販売という意味ではネット通販にだけ活路が残っているようなことを書きましたが、この紙メディアを通じ、地元に存在をアピールすることの大切さと、この状況下だからこそ地元の人たちに可愛がってもらってやって行くという【超☆原点にもどる】ことに、ハラをくくることができました。
次回に続きます。