「余市に来たならニッカウイスキーでしょ?」
・・・などと、いつか言える日が来ると良いなぁと思っている福原です。
お酒は一応どんな種類でも飲むことができますが、さほど強くありません。
お酒は一応どんな種類でも飲むことができますが、外食時くらいしか飲みません。
・・・だって。
仕事で早起きなんだもんw ※注)実際、目覚まし時計のタイマーは午前2時35分です
そんな僕ではありますが、
当ブログ9月15日の記事「ニッカさんとコラボさせて頂きました」に引き続きまして、ニッカウヰスキーさんのイベントにゲスト参加させていただきました。
そのイベントの名は
「ウイスキーと余市の食のマリアージュ」
※デジタル大辞泉の解説
マリアージュ(〈フランス〉mariage)
1 結婚。婚姻。婚礼。
2 飲み物と料理の組み合わせが良いこと。特に、ワインと料理の組み合わせについていう。
【ウイスキー左から右に向けてクセが強くなります】
スーパーニッカ復刻版
シングルモルト余市
ウッディ&パニリック
ピーティー&ソルティ
【おつまみ左から右に向けてクセが強くなります】
鮭と鱈のチャンチャン焼き(鍋半分だけ映ってる)
めちゃ旨バクバク
燻し奴(豆腐の燻製)
糠にしん刺身
にしん切りこみ
福原商店のにしん加工品を多数お使いいただきまして、その説明に参上した次第でございます。
今回いらっしゃったみなさんは、全国津々浦々から公募・抽選で選ばれた20名(2名欠席)であり、遠くは兵庫県や香川県からお越しになったという方もいらっしゃいました。
つまりそれは・・・
「にしん」その物を知らないという人が多いということです。
なので、ドラマ「マッサン」に登場したにしん漁の親方「森野熊虎」という風間杜夫さんが演じたキャラクターを引き合いに出して、余市町の歴史とにしんの食文化の関係を、そして今、目の前に並んでいる食品が、当時の漁師たちが食べたものが連綿と受け継がれて来たものであるという説明をさせて頂きました。
江戸時代、にしんを開いて干した「みがきにしん」は水分を落としきった結果、軽量で保存性も高い加工品として、昆布などと共に北前船で交易品として本州に送り出されました。
なので、みがきにしんを使用した料理というものは、京都の「にしんそば」などの有名な品を代表として今でも日本各地に点在して残っています。
ところが「すしにしん(ぬかにしん)」や「にしんの切りこみ」は漬け樽の中に水分が残る形になるので、重たくて持ち運びに適さない、
すなわちッ!!
地元消費用の保存食ッッ
なのです。
ごくごく限られたエリアの中で文字通り熟成された食文化なのです。
その土地土地の持つ歴史的な背景や、地形的な理由によって、そこで生まれ育った者にとっては当たり前でもエリア外では全く通用しない「食べ物」や「食べ方」があって、ぬかにしんや切りこみはまさにそれに当たるのです。
そんな「箱入り娘」のような地方食文化と、熱き情熱が創り出した日本産のニッカウイスキーの出会いは風の中、恋に落ちたあの日から気づかぬうちに心はあなたを求めてたッ!!
そして今、巡り巡って出会ったのです。
なんてマリアージュッ!!!
・・・。
全く予備知識のないみなさんに「にしん語り」をするにあたって、今回は歴史を絡めて話を組み立ててみました。
頂いたイベントの報告書のアンケート集計のなかに
「マルコウの社長さんのお話はよかったです。ありがとうございました」
というコメント、発見しましたァァッ!!!
良かったぁ〜〜〜(*'▽')
このような機会を与えて頂きましたニッカウヰスキーさんに改めて感謝し、今後とも「にしん語り」を積極展開できるよう、いつでも自分の準備を整えておこうと心に決めた福原なのでした。
ありがとうございます。