
とりわけて地元に向けて消費拡大を訴求するメリットが無さそうに思えるほど大盛況な、ニッカウヰスキーさん。
ところがドラマ「マッサン」の人気で観光にいらっしゃるお客さんで溢れかえる今だからこそ「余市の町を琥珀色に染め直したい」という思いで、PR部のみなさんが燃え滾っています!!!!!
かつて僕が二十歳の頃、余市の飲み屋さんで「ボトルをキープする」と言えば、瓶の形が特徴的なスーパーニッカ(詳しくはこちら→http://www.nikka.com/products/blended/super_nikka/)というウイスキーが主流で、どこの飲み屋さんの棚にも「リタさんの涙の形」とも形容されるスーパーニッカの瓶にキープしている人が白いマジックで名前を書いたものが並んでいました。
ところが今やスナックのボトル棚に並んでいるのは、出張先のスナックに入ってもどこでも同じような風景に出くわす「焼酎」のボトルです。
それが今のお客さんのニーズと言えばニーズなのでしょうけれども、この現状を鑑みてニッカウヰスキーのPR部のみなさんが「余市の町を琥珀の色に染め直したい!」という熱い想いに燃えているのです。
そして、琥珀色の風景と共にあるべきなのは「余市の産品」であるべき。
というのがニッカさんの思いだと知り、僕は己を恥じました。
というのも、ニッカさんのような巨大な企業に僕らのような地場業者が相手にされるなんて思ってもみなかったからです。
実際、ワインによく合うフランス料理やイタリア料理、スペインや、もっと辿って行けばスコットランドの食べ物を再現することなど今の世の中ではさほど難しいことではありません。
ところが「余市ならではのウイスキーの楽しみ方を見つけ出したい」と、言ってくれるのです。
そして、ニッカさんのウイスキーセミナーにゲストとして招かれました。

ウイスキーに合うんです。
マルコウの糠にしんを「生ハム風にスライスしたもの」、マルコウの「にしん切りこみ(余市町外には塩辛)」!!
町の飲食店を経営されていらっしゃる皆様に向けて、ウイスキーセミナーの1パートで、おつまみコーナーを担当させて頂きました!!!!
福原のにしん語り。
にしんの加工品も、新しい切り口や斬新なマリアージュでどんどんイメチェンして行きます!!
変化していくこと、変えないこと。
どちらも恐れずに、進んで行きます!!
ニッカウヰスキーさん、本当にありがとうございました!!!
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福原さん家のおすそわけ HPには、調理のヒントがいっぱい!
美味しいにしんを心を込めて、お裾分け。
http://www.fukuhara-yoichi.co.jp/index.html